何となく淋しくて何も手につかない気持ちになった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:65% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
寂しい
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ばかりで、話すべき大切なことなんて何も無かったけれど。弟は、もっと淋しそうだった。子供の時、夏休みに幹子が泊まりに来て帰ってしまう時、真由がよく泣きだして、私も何となく淋しくて何も手につかない気持ちになった。ああいうときみたいな雰囲気が三人を支配しはじめていた。 ラジオからは「ミッシェル」が流れていた。関連で思った。ああきっと、ビートルズができた時、みんなこうしてた......
ここに意味を表示
寂しいの表現・描写・類語(寂しい・喪失感のカテゴリ)の一覧 ランダム5
何となく淋しくて何も手につかない気持ちになった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
一つだけ消えない塊がある。これは寂しさだと、俺は知る。その瞬間に俺には分かる。この先の俺に残るのは、この感情だけなのだと。誰かに無理矢理持たされた荷物のように、寂しさだけを俺は抱えるのだと。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「寂しい・喪失感」カテゴリからランダム5
きゅっと折りたたまれた碧の体は、このまま三月の終わりに置き去りにされてしまいそうなほど、小さく見える。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
寂しい・喪失感 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ