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こころなしかあたりの空気も酔うように重く澱んでいる。どれもこれもささいなことだが、少しずつ現実とは違った世界に足を踏み入れているような気配を覚えた。
阿刀田 高 / 透明魚「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:49% 作品を確認(amazon)
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奇妙な感覚
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前後の文章を含んだ引用
......ーヒー店に立ち寄る気になったのさえ、私としてはめずらしい。店はひっそりとして、熱帯魚が妖しい緋の光を灯していた。しかも、この世のものとは思えない奇妙な姿で……。こころなしかあたりの空気も酔うように重く澱んでいる。どれもこれもささいなことだが、少しずつ現実とは違った世界に足を踏み入れているような気配を覚えた。「コーヒーをもう一ぱい飲む?」「なんだか、あたし、アルコールのほうが飲みたいの」「ほう。いけるくちなのかい?」「そうでもないわ」 私たちは店を出た。 表通りの信......
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足・脚・肢(あし)
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
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忘れられないくらい奇妙で怖い
綿矢 りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録 amazon
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交換可能で、あくまで記号的な電話ボックス。
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