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（不思議な能力が身に付く）熱気がふき上げるような感覚が後頭部に湧き上った。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 ページ位置：88% 作品を確認（amazon）
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不思議な力が宿るもの
奇妙な感覚
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......が遅くなる」「ええ」 私が受けとり、ポケットに入れるのを睦子は見届けるようにして「あ、これも」と後ろ手にしていた左手をさし出した。モップの柄のような棒だった。 熱気がふき上げるような感覚が後頭部に湧き上った。「なんだい？ それは」 四十代の警官が手を出そうとしたが、私の方が先だった。受けとりざま、背後の若い警官を突き上げていた。 四十代の方は、とびはなれてピストルに......
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えたいの知れない想い出が湧いて来る。
梶井基次郎 / 城のある町にて
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鉋をかけると粗い材木がくるくると渦巻き状の屑を吐いて、白木の柱に変わる。
阿刀田 高 / 捩れた夜「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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