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現実にまだ体がなじまなくて、世の中が新鮮に見えた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 ページ位置:6% 作品を確認(amazon)
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頭が働かない
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前後の文章を含んだ引用
......。 それに、押し出されるように部屋を出た。 そんなに変かしら、今日の私は、と思いながら人のいないグランドを抜けて校門を出ていった。そんなに自覚はなかった。ただ、現実にまだ体がなじまなくて、世の中が新鮮に見えた。そうか、あれはこの世に生まれ落ちるときの夢だったのかも知れない、と思ったりした。 学校の裏手の坂の途中に本屋がある。2時間もの昼休みのために、何か買おうと思って......
単語の意味
体(からだ)
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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頭が、乾いた海綿のように軽くカサカサする
志賀 直哉 / 志賀直哉小説選〈1〉 amazon
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似たような写真ばかりなのだけれど、俺はここを知っている。山の形、道のカーブ、湖のスケール、鳥居の佇まい、畑の配置。散らばった体育館シューズの中でもなぜか自分の靴だけはすっと見つけられるみたいに、俺には自然に分かる。ガキの頃、夏休みに毎年遊びに行っていた親戚の田舎のような──実際にはそんな経験はないはずなのに、奇妙で強烈な既視感が、この場所にはある。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
瞬きすら惜しんでダイヤルに集中した。
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