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肩口に兆した戦慄が、どこに駆け抜ければ良いかわからぬように何度となく背中を走り、腕や足に散った。
平野啓一郎「ある男」に収録 ページ位置:64% 作品を確認(amazon)
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戦慄・恐怖で震える
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前後の文章を含んだ引用
......グ・ポーズを取る原誠の写真を見せた。かなり体重は絞っているが、間違いなく〝X〟だった。 やっと辿り着いた、と、城戸はしばらく言葉もなく、その写真を見つめていた。肩口に兆した戦慄が、どこに駆け抜ければ良いかわからぬように何度となく背中を走り、腕や足に散った。 死刑囚の絵画展で、唐突に閃いた、〝X〟は、小林謙吉の子供ではないのかという直感は、この瞬間を示唆していたように思われた。そして、固より、結局は無関係だったと判......
単語の意味
兆す・萌す(きざす)
背中(せなか)
肩口(かたぐち・かたくち)
足・脚・肢(あし)
戦慄(せんりつ)
兆す・萌す・・・1.物事が起ころうとしている。心の中にある気持ちや考えが生まれる。
2.草や木が芽を出す。芽生える。
背中・・・背の中央。背骨のあたり。動物の胴体の背骨のある側。胸や腹と反対の面で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背(せ)。背面。
肩口・・・肩の口(くち[=先端])。肩の、腕の付け根の部分。肩の上部。肩先(かたさき)。
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
戦慄・・・怖くて震えること。おののくこと。「戦」も「慄」も訓読みで「おのの(く)」と読める。
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びりびりとふるえ上がる
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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顔が汗でろうをぬたくったように光っている
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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