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子供のころはエキリ、セキリ、自家中毒のすべてを患い、死にそこねたそうだ。それ以来、母はひどく神経質になって、
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:82% 作品を確認(amazon)
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神経質・心配性な性格
心の傷・トラウマ
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前後の文章を含んだ引用
......るんだ、だんだん味が濃くなっておいしかったよ」などと思い出話をすると、衛生家の母は、「まあいやだ」と顔をしかめる。私は今では太っていて、みるからに元気そうだが、子供のころはエキリ、セキリ、自家中毒のすべてを患い、死にそこねたそうだ。それ以来、母はひどく神経質になって、いつもアルコール綿をもちあるき、「さ、手をふきなさい」「これは食べちゃいけません」「それは消化に悪いです」というふうになってしまった。そんなふうに育てられたのに......
単語の意味
憂い・愁い(うれい)
憂い・愁い・・・1.心を痛める。心配。(多くの場合、「憂い」を使用)
2.悲しみの気持ち。気が進まない。(多くの場合、「愁い」を使用)
2.悲しみの気持ち。気が進まない。(多くの場合、「愁い」を使用)
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神経質・心配性な性格の表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
富山のほうは 頰 のあたりを強ばらせ、いかにも神経質な印象である。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
彼は神経過敏な人間が、はっとして目がさめるように、意識がすぐに家庭の破壊のことに走った。彼は自分ながらノイローゼになっていると思った。
松本 清張 / 与えられた生「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
栗鼠(りす)のように神経質
岡本 かの子 / やがて五月に (1956年) amazon
神経質らしく眉 をきらめかす
有島武郎 / 或る女
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心の傷・トラウマの表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
その情景は、漁夫達の胸を、眼 のあたり見ていられない凄 さで、えぐり刻んだ。
小林多喜二 / 蟹工船
(心の闇)彼の心の一部はまだ、夜よりもずっと暗い、取り返しのつかない深い所にひとりでとどまっていて、その暗黒には誰もたどり着けないのだ。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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「性格・態度」カテゴリからランダム5
「いくら気をつけても気をつけすぎることはない。俺の言うことを用心深すぎると笑うやつもいるだろう。しかしつまらん事故は実際に起きるし、それで死んだり大怪我をするのはいつも、注意深い人間を笑うようなやつらだ」
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
(無視されて)途端、直にさびしさに触れた。その清水のような新鮮な冷たさに身震いがした。
綿矢 りさ / 蹴りたい背中 amazon
「記憶」カテゴリからランダム5
(記憶喪失前にとった自分の写真を見て)くっきりと痕跡を残している過去にまみれて現在が宙に浮いている
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
悲しかった日々が昔の博覧会の絵はがきのように浮んでくる
阿部 昭 / 千年・あの夏 amazon
意識に織り込まれているものが次々と思い泛 べられて来た。
岡本かの子 / 河明り
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