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渡したくないように抱えこんで
吉川英治 / 治郎吉格子 ページ位置:2% 作品を確認(青空文庫)
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持つ・抱える
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前後の文章を含んだ引用
......彼の振分 を持って、坐頭谷まで送ってくれた。 「もうこの辺で結構だ。お仙さん、また来年会おうぜ」 治郎吉がいうと、 「いえ、武庫川 まで」 と、お仙は、いつまでも振分を渡したくないように抱えこんで、蛍草の咲く道をふんでいた。 「おこころざしは有難えが、そいつは、かえって名残がますというもんだ。宿でも、変に思うといけねえから、ここらで、帰った方がいいぜ」 「―......
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持つ・抱えるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
渡したくないように抱えこんで
吉川英治 / 治郎吉格子
仔犬でも抱えるようにヘルメットを手にして
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
てのひらで包 むようにもって
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
(ガラス壜を)手を伸ばして赤ん坊のように膝に抱きとる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
両手を床について前かがみになり、まるで吐くような格好で泣いた
村上春樹 / ノルウェイの森 amazon
ひとりのひとが何かすると、波のようにみんなに何か影響があるんだねえ。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
彼女は何をするにしても、ほとんど音というものを立てなかった。森を横切っていく賢い雌狐のように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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