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(鼓の)ゝゝゝチチチ○○○ポポポという音をきいた時、私はその気高さに打たれて髪の毛がゾーッとした。何だか優しいお母さんに静かに云い聞かされているような気もちになって胸が一パイになった。
夢野久作 / あやかしの鼓 ページ位置:30% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......山盛りにして下さった。それをポツポツ喰べている私の顔を老先生はニコニコして見ておられたが、やがて床の間の横の袋戸から古ぼけた鼓を一梃出して打ち初められた。  そのゝゝゝチチチ○○○ポポポという音をきいた時、私はその気高さに打たれて髪の毛がゾーッとした。何だか優しいお母さんに静かに云い聞かされているような気もちになって胸が一パイになった。 「どうだ鼓を習わないか」  と老先生は真白な義歯いればを見せて笑われた。 「ハイ、教えて下さい」  と私はすぐに答えた。そうしてその日から安っぽい稽古鼓で『三ツ』......
単語の意味
髪の毛(かみのけ)
胸(むね)
髪の毛・・・頭部に生える毛。毛髪(もうはつ)。髪。
・・・1.体の前面で、首と腹との間の部分。また、その内側にある心臓や肺臓、胃などの内臓。
2.(胸に宿るとされている、)心。想い。心中。
3.乳房(ちぶさ)。おっぱい。
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