TOP > 人物表現 > 思考・頭の中の状態 > お手上げ・なす術がない・途方に暮れる
あたしが素手で熊に向かっていくようなものだろう。太刀打ちできない。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 ページ位置：80% 作品を確認（amazon）
この表現が分類されたカテゴリ
お手上げ・なす術がない・途方に暮れる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......れ渡り、綿飴を引き伸ばして、引き伸ばして、力いっぱい薄くしたような雲が数片浮かんでいるだけだ。そんな雲では、まだ真夏の威力を残した日差しを遮るなんて不可能だ。 あたしが素手で熊に向かっていくようなものだろう。太刀打ちできない。こういう喩えをだすと、たいてい如月あたりから、「理穂なら、勝てるんじゃねえの」 なんて、ツッコミが入る。熊に勝てるようなら進学問題でぐだぐだ悩んだりしない。格闘......
単語の意味
素手（すで）
熊（くま）
素手・・・１．手に何も持っていないこと。所持するものがないこと。とくに、戦いのときに武器などを持っていないことや、帰宅や訪問の際に手土産が何もないこと。手ぶら。徒手（としゅ）。空手（からて）。
２．手になにも纏（まと）わないこと。何かをするとき、手を保護する物を何もつけていないこと。
「素」は、「ありのまま」「ただそれだけ」の状態を意味する。
２．手になにも纏（まと）わないこと。何かをするとき、手を保護する物を何もつけていないこと。
「素」は、「ありのまま」「ただそれだけ」の状態を意味する。
熊・・・１．クマ科の哺乳動物の総称。体は大きく、太く短い四肢には鉤爪をもつ。雑食。
２．ある動植物の一種に対し、大きいことや強いことを示すのに接頭語的に用いる。熊蜂（くまばち）・熊笹（くまざさ）・熊苺（くまいちご）・熊蟻（くまあり）など。
２．ある動植物の一種に対し、大きいことや強いことを示すのに接頭語的に用いる。熊蜂（くまばち）・熊笹（くまざさ）・熊苺（くまいちご）・熊蟻（くまあり）など。
ここに意味を表示
お手上げ・なす術がない・途方に暮れるの表現・描写・類語（思考・頭の中の状態のカテゴリ）の一覧 ランダム５
日ざしを失った日時計のように、忽（たちま）ち途方に暮れ
三島 由紀夫 / 美徳のよろめき amazon
このカテゴリを全部見る
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム５
夢は人間とっておきの自由だ。
林芙美子 / 新版 放浪記
唇の手前で白いコーヒーカップを止めて、美鈴は考え込む目つきになる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
こんなに世界がぐんと広くて、闇はこんなにも暗くて、その果てしない面白さと淋しさに私は最近初めてこの手でこの目で触れたのだ。今まで、片目をつぶって世の中を見てたんだわ、と私は、思う。
吉本 ばなな / キッチン「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
思考・頭の中の状態 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ
