すらりとして流麗な身体の曲線は十六歳の少女の、水禽のように冷たい優美さを示し

ミュウの首はまるで植物の茎みたいに細く、体には 贅肉 の気配すらなかった。ダイエットの必要があるとも思えない。

すっかり大人の形に身体が完成されている

宝塚劇場でラインダンスをしていたとしても驚かないようなスタイル

三十代半ばとしてはアンバランスなほどスタイルが良かった。

太った丸い体

むくむくした丸い体

相変わらず小太りだが、脂肪が板についてきて、小太りな人というより大柄な人という印象に見せるイメージチェンジに成功していた。

身長一七五センチで八十五キロあったから身長から一一〇をひいた健康体重からみると、二十キロオーバーだった。

後ろから見ても太股のくっついてあるべきところがくっきり離れており、背中を丸めれば肋骨が浮いて見え、これでは今年四十になる巻子なのに、こうしてみると五十代にも見えるやないの、それともこれはそういう角度、しかし首がそんなに細いですかというほど小さく見え、そのぶん頭が大きく見えた。