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声を出させないためにも、竹の落葉を頬張 らせ
芥川龍之介 / 藪の中 ページ位置:41% 作品を確認(青空文庫)
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声が出ない(出にくい)・うまく話せない
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前後の文章を含んだ引用
......せん。たちまち一本の杉の根がたへ、括 りつけられてしまいました。縄 ですか? 縄は盗人 の有難さに、いつ塀を越えるかわかりませんから、ちゃんと腰につけていたのです。勿論声を出させないためにも、竹の落葉を頬張 らせれば、ほかに面倒はありません。 わたしは男を片附けてしまうと、今度はまた女の所へ、男が急病を起したらしいから、見に来てくれと云いに行きました。これも図星 に当っ......
単語の意味
頬(ほお・ほほ)
頬・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
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声が出ない(出にくい)・うまく話せないの表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
言葉が急に固い木片にでもなったかのように咽喉につっかかる
黒井 千次 / 春の道標 amazon
声が、氷を頬張ったように咽喉につかえる
泉 鏡花 / 高野聖・眉かくしの霊 amazon
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しばらく深い沈黙があった。どうやら彼女はぼくのいつもの凡庸な意見を求めているようだった。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
「そう思うのは私ひとりじゃない」、彼女はその構文の精度を確認するみたいに反復した。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
蒔野は、淡々と語ってはいたが、急に目の焦点を失って、しばらくグラスの中の氷を見つめていた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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僕は 吃音 だった。特に、あらゆる単語の中で口にするのが一番困難なのが、自分の名前だった。 別段ややこしくもないごく平凡な名前なのに、いざ発音しようとするとなぜか、喉と舌の連係が乱れ、空気が停滞し、唇が硬直した。
小川 洋子 / 先回りローバ「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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