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今まで珍しく押えつけられていた反抗心が、またもや旋風のように葉子の心に起こった。
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:98% 作品を確認(青空文庫)
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気持ちが高まる・こみ上げる
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前後の文章を含んだ引用
......情を顔いちめんにみなぎらして、何かいうべき言葉を胸の中で整えているようだったが、急に思い捨てたというふうで、黙ったままでほっと深いため息をついた。 それを見ると今まで珍しく押えつけられていた反抗心が、またもや旋風のように葉子の心に起こった。「ねちねちさったらない」と胸の中をいらいらさせながら、ついでの事に少しいじめてやろうというたくらみが頭をもたげた。しかし顔はどこまでも前のままの無邪気さで、 「木......
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打ちつけるような激しい情熱を感じる
林芙美子 / 新版 放浪記
胸にくっくと込み上げる感情が、意識された。
岡本かの子 / 母子叙情
(感情が)ものすごい勢いでわいてきて、しばらくは胸がいっぱいになって苦しいほどで、私は何も言えなかったくらいだった。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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「心」の言葉を含む気持ちの高ぶりの表現(興奮・気持ちが高ぶるのカテゴリ)の一覧 ランダム5
脳も心臓も振り回して、ゆすぶって、たたきつけて、一気に猛火であぶり立てるような激情
有島武郎 / 或る女
落着きのとれてない心
志賀 直哉 / 正義派「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
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(やる気を出す)僕も毎朝僕自身のねじを巻いています。ベッドから出て歯を磨いて三十六回くらいコリコリとねじを巻きます。さあ今日も一日きちんと生きようと思うわけです。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
彼の感情は次第に末梢神経に流れ出て行く。彼女をとことん愛していて抱きたいという気持が彼の全身を満たして行く。《…略…》そして、その感情がついに体の外側に溢れて来た時、シンイチは何も言わずに泣き出したのだった。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
今まで味わったことのない 清冽 な新鮮な興奮
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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