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一かけの泥のかたまりのやうになってころがる
宮沢賢治 / ひかりの素足 ページ位置:72% 作品を確認(青空文庫)
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転げ回る・のたうち回る
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前後の文章を含んだ引用
......えるばかりでした。その中の一つがどういふわけか一寸 動いたと思ひますと俄 かにからだもちぎれるやうな叫び声をあげてもだえまはりました。そしてまもなくその声もなくなって一かけの泥のかたまりのやうになってころがるのを見ました。そしてだんだん眼がなれて来たときその闇の中のいきものは刀の刃のやうに鋭い髪の毛でからだを覆はれてゐること一寸でも動けばすぐからだを切ることがわかり......
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中庭はよく手入れされた芝生が敷きつめられ、わたしたちはその上をごろごろ転がって遊んだ。芝の尖った葉先の緑と、太陽の光のきらめきが順番に視界を覆った。そしてだんだん緑ときらめきが目の奥の方で混じり合い、澄んだ藍色になっていく。すると空や風や地面がわたしの身体からすうっと遠のいて、宙を揺らめいているような一瞬が訪れる。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
一かけの泥のかたまりのやうになってころがる
宮沢賢治 / ひかりの素足
人間は、芋みたいに転がった。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
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