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ひとつしか年がかわらないとは思えないほど威厳があった。背はあまり高くないけれど、何というか、からだから発している空気のようなものが彼女をとても大きな人に見せていた。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 ページ位置:13% 作品を確認(amazon)
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オーラ・貫禄がある人
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前後の文章を含んだ引用
......ちゃん、どうしよう。四号室の倉田先輩って知ってる? あの人、わたしの高校の先輩なんだけど、W大学の山岳同好会に誘われちゃったのよ」 倉田先輩とは寮の自治会長で、ひとつしか年がかわらないとは思えないほど威厳があった。背はあまり高くないけれど、何というか、からだから発している空気のようなものが彼女をとても大きな人に見せていた。 倉田先輩に声をかけられたのなら、断れないだろう。そもそも希美子が、他の同級生たちより少し贔屓されるために、倉田先輩のまわりをちょろちょろとしていたから誘われた......
単語の意味
背(せ)
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オーラ・貫禄がある人の表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
できたての弁当の底みたいなほかほかしたあつくるしいオーラ
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
隅っこに座ったイチからは、木村くんにはない匂い立つような雰囲気が流れている。大人っぽくて、やさしい雰囲気。木村くんがとめどなくしゃべっているのに対して、イチはにこにこしてうなずいているだけなのに存在感がある。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
膨らんだビール腹と太い眉のせいか、薄汚れたつなぎを着ているザキさんには土木作業員としての貫禄がある。
羽田 圭介「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 amazon
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(人は左右非対称)この男の場合、その左右の違い方が常識の範囲を超えていた。その誰にでもはっきりと視認できるバランスの狂いが、対面している相手の神経をいやおうなく刺激し、居心地を悪くさせた。まるで屈曲した(そのくせに嫌になるくらい鮮明な)鏡を前にしているときのように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
整理に困るほど人が多すぎる
新田 次郎 / 芙蓉の人 amazon
ミイラのように頭全体に包帯を巻かれていた
湊 かなえ / 罪深き女「ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)」に収録 amazon
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