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食卓の上に置かれた皿には、果物ナイフと桃の皮だけが残っていた。ナイフの刃は粘り気のある果汁でべとついていた。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:21% 作品を確認(amazon)
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果物(フルーツ)全般
刃物(ナイフ・剣・刀)
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前後の文章を含んだ引用
......の初め頃、大学から帰ったわたしは、玄関と縁側の窓が開けっ放しでテレビもついているのに、さえの姿が見えないことに気づいた。トイレの中から洗濯機の中まで覗いてみた。食卓の上に置かれた皿には、果物ナイフと桃の皮だけが残っていた。ナイフの刃は粘り気のある果汁でべとついていた。甘く重い匂いが胸に立ちこめた。テレビの無意味な会話が耳の奥に引っ掛かって、わたしを苛立たせた。気持ちを鎮めるために繰り返し彼女を呼んでみたが、声は行き場を見つけ......
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(刃を研ぐ)砥石を使って、斧の刃を剃刀ぐらいに鋭く研ぐ。薄くしすぎても、刃がすぐ欠けちゃって仕事にならないから、加減がむずかしい。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
いきなり、青い針金のような光が、賊の手元から走った
吉川英治 / 治郎吉格子
親の仇のようにナイフをチーズに突き刺す
常盤 新平 / マフィアの噺 amazon
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道端に実っている青梅は、妊婦のように見逃がさず捥 いで噛 んだ。
岡本かの子 / 母子叙情
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(刀の刃が)鍔から三、四寸の所から、折れて、氷柱 のように、すッ飛んだ。
吉川英治 / 無宿人国記
妻の羽織ったウィンドブレーカーのポケットでは予備の散弾がじゃらじゃらという乾いた音を立てていた。《…略…》女が体の角度を変えるたびに、ポケットの散弾が枕のそば殻のような音を立てた。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
吉川英治 / 八寒道中
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