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獣のようにうずくまっていました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:18% 作品を確認(amazon)
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しゃがむ・うずくまる
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前後の文章を含んだ引用
......。それがまず一番、ききたい所でした。「わしらの在の者で切支丹のキチジロが申したとです」「キチジロー」「はい、パードレ」 魚油の火影の中で彼等は芋を口にあてたまま獣のようにうずくまっていました。一人の男の歯はほとんど欠けていました。がその二本の歯をむきだしにして彼は子供のように笑いました。もう一人の男は、私たち異国の司祭の前で緊張し固くなっていました。......
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しゃがむ・うずくまるの表現・描写・類語(姿勢・ポーズのカテゴリ)の一覧 ランダム5
潰れた虫を観察するように、しゃがんだ。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー 角川文庫 amazon
人間がしゃがんでいるかっこうというものは、天子様でも淋しいかっこうなんだろう。
林芙美子 / 新版 放浪記
しゃがみ続けるから、曲げた膝と体重の乗ったヒールの踵が痛い。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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襤褸(ぼろ)の間に、提電灯が吊されて、伊兵とふでがこれも襤褸のようにそこに坐っていた。
和田 伝 / 沃土「和田伝全集〈第2巻〉 (1978年)」に収録 amazon
悠は身近に太い青竹のように立ってはいるが、女の感情の襞(ひだ)に触れてくる弾力や、やさしさはない。
芝木 好子 / 隅田川暮色 amazon
膝頭に自分の顔をのせて身を 屈めた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
両足を肩幅に開いて突っ立っている。注意深く見なければ気付かないほど微かではあるが、その身体が呼吸のリズムに合わせて絶えず左右に揺れている。これも十和子を苛つかせる陣治の癖のひとつだ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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