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キュウピーや蝶々のお垂げ止めが、貧しい子供達の頭をお祭のように飾る
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:7% 作品を確認(青空文庫)
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アクセサリー・装具
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前後の文章を含んだ引用
......工場の中で、コツコツ無限に長い時間と青春と健康を搾取されている。若い女達の顔を見ていると、私はジンと悲しくなってしまう。 だが待って下さい。私達のつくっている、キュウピーや蝶々のお垂げ止めが、貧しい子供達の頭をお祭のように飾る事を思えば、少し少しあの窓の下では、微笑 んでもいいでしょう――。 二畳の部屋には、土釜 や茶碗や、ボール箱の米櫃 や行李 や、そうして小さい机が、まるで一生の私の負債......
単語の意味
蝶(ちょう)
蝶・・・1.鱗翅目(りんしもく[=ガやチョウなど])の昆虫でガ以外のものを総称。四枚の大きな羽を羽ばたかせひらひらと昼間に飛ぶ。止まった時の羽を直立して閉じる、口先がらせん状になっているなどガと区別する。ただし、生物学的には明確な違いはない。主に昼間活動する。ひらひらと飛ぶ様子は死者の魂に結び付けられることもある。古名で「かわひらこ」という。
2.紋所の名。1の蝶をかたどったもの。
2.紋所の名。1の蝶をかたどったもの。
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朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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脱ぎ散らかされた背広のズボンとワイシャツが、まだどこか人の形を残しながら放置されている。
本谷 有希子 / 異類婚姻譚 amazon
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