童女型の稚純を胴にしてそれに絢爛やら媚色 やらを加え
岡本かの子 / 金魚撩乱 ページ位置:80% 作品を確認(青空文庫)
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金魚
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前後の文章を含んだ引用
......った。 これを二年続けて失敗した復一は、全然出発点から計画を改めて建て直しにかかった。彼は骨組の親魚からして間違っていたことに気付いた。彼の望む美魚はどうしても童女型の稚純を胴にしてそれに絢爛やら媚色 やらを加えねばならなかった。そして、これには原種の蘭鋳より仕立て上げる以外に、その感じの胴を持った金魚はない。復一のこころに、真佐子の子供のときの蘭鋳に似た稚純な姿が思い......
単語の意味
絢爛(けんらん)
童女(どうじょ)
絢(あや)
絢爛・・・見た目が華やかで美しいこと。「絢」は「色糸をめぐらした模様」また、「きらびやかで美しい」こと。「爛」は「鮮やか」「まっさかり」な状態をあらわす字。「豪華絢爛」
童女・・・少女。女の子。
絢・・・織物で、色糸をめぐらした模様。また、模様や色合いの美しいこと。
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蘭鋳は胴は稚純で可愛らしかった。が顔はブルドッグのように獰猛
岡本かの子 / 金魚撩乱
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キャリコが粗腐病にかかって、身体が錆 だらけになり、喘 ぐことさえ出来なくなって水面に臭 く浮いている姿
岡本かの子 / 金魚撩乱
和金の清洒 な顔付きと背肉の盛り上りを持ち胸と腹は琉金の豊饒 の感じを保っている。
岡本かの子 / 金魚撩乱
(遠くを泳いで)飛行機の翼燈のようにちいさくなった金魚
庄野 英二 / 星の牧場 amazon
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