(お婆さんの)しなびた手
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:27% 作品を確認(青空文庫)
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手の雰囲気
老人
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前後の文章を含んだ引用
......蓋をした二ツの箱には、おみくじや、固い昆布 がはいっていて、それらの品物がいっぱいほこりをかぶっている。 「お婆さん、その豆一皿くださいな。」 五銭の白銅を置くと、しなびた手でお婆さんは私の手をはらいのけた。 「ぜぜなぞほっときや。」 このお婆さんにいくつですと聞くと、七十六だと云っていた。虫の食ったおヒナ様のようにしおらしい。 「東京......
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手の雰囲気の表現・描写・類語(手・指・爪のカテゴリ)の一覧 ランダム5
大きな分厚い手のひらだった。ところどころに傷がついている。それは身体の一部というよりは、巨大な重機の部品のように見えた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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老人の表現・描写・類語(中年・老人のカテゴリ)の一覧 ランダム5
髪も薄く白く、 土気色 の肌に、はっきり刻まれた皺
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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「手・指・爪」カテゴリからランダム5
手の甲の皮膚は、飛行機から見下す海面のように、細かい三角波が立ってみえる。
向田 邦子 / 耳「思い出トランプ (新潮文庫)」に収録 amazon
「中年・老人」カテゴリからランダム5
重役風情の痩せた老人
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
老いが体をどんどん剥き出しにしていく
黒井 千次 / 群棲 amazon
彼女は中年を過ぎていて、もう自分が美人であることを何とも思わなくなっているような女だった。
岡本かの子 / 巴里祭
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