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私はめだたない人間にめだたない人間に訓練されています
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:44% 作品を確認(青空文庫)
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照れ屋・引っ込み思案・内気な性格
我慢・辛抱・耐える
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前後の文章を含んだ引用
......私をくびきるかも判らないし、なるべく、私と云う売り子に関心を持たれないように、私は下ばかりむいているのです。あまりに長いニンタイは、あまりに大きい疲れを植えて、私はめだたない人間にめだたない人間に訓練されていますのよ。あの男は、お前こそめだつ人間になって闘争しなくちゃ嘘だと云うのです。あの女は、貴女はいつまでもルンペンではいけないと云うのです。そして勇ましく戦っているべ......
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野菜炒めと餃子を注文した後で、すぐにバッグから小説を取り出して読む態勢をとる。本は隠れ蓑 だ。ページに視線をつなぎとめている限り、周囲の人間が十和子を見逃してくれるような安心感がある。透明人間でいたい、それが外での十和子の基本的願望だ。透明性を保ち、誰の注意も惹かないでいるための仕草がおのずと身についている。機械的に文字を追ううち、だが、すぐに餃子がくる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
棒切れに突かれた蝸牛(かたつむり)みたいに恐ろしく引込み思案を初めた
相馬 泰三 / 六月 amazon
ひどく内気で、何を聞いても満足な答えが返ってこない
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
花がはずかしそうに、うつむいたという風情の女性
戸板 康二 / 家元の女弟子 amazon
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我慢・辛抱・耐えるの表現・描写・類語(我慢・諦めのカテゴリ)の一覧 ランダム5
脂汗を流しながら我慢した
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
彼は無理にも苛立つ自身を圧えつけるよう心掛けた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
そばにいたい。 脳を通していない命令に従いそうになった心を、愛子はどうにか抑え込んだ。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
濁流で身を支える人のように二本の脚で地を踏みしめ、背後から押し寄せる力に耐える
奥泉 光 / 石の来歴 amazon
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「我慢・諦め」カテゴリからランダム5
歯が金物のようにガチガチ鳴った。
林芙美子 / 新版 放浪記
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彼にはかなり狡い性格があり、その狡さもこの男の弱さから生れている
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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