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メダカを持ってきたことさえあった。水を充たした透明袋を顔の高さまで吊り上げて、まるでメダカにほだされない女などこの世に存在しないといわんばかりに、メダカやぁ、と自信満々に笑いかけてくる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:4% 作品を確認(amazon)
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自信がある・自信を深める
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前後の文章を含んだ引用
......に、ときには小さな花束をこれ見よがしに手にして。あるいは夕方から雨が降り出した日には、十和子の分まで買ったビニール傘を小脇に挟んでいたり――、一度など五、六匹のメダカを持ってきたことさえあった。水を充たした透明袋を顔の高さまで吊り上げて、まるでメダカにほだされない女などこの世に存在しないといわんばかりに、メダカやぁ、と自信満々に笑いかけてくる。 陣治はもう他の女たちには目もくれず、十和子のところにまっすぐに来た。陣治は嗅ぎつけた――、この男のなかにはじめから巣くっている絶望が、十和子の絶望を鋭く嗅ぎ分......
単語の意味
絆される(ほだされる)
目高(めだか)
絆される・・・人の気持ちにひきつけられて、その気になる。人情や愛情に影響されて、予定外の行動をとる。
目高・・・1.メダカ科の淡水魚。3cmほどの小魚で、群がって泳ぐ。背中は薄黄色、腹は白色。目が大きく、丸呑みにすれば、目がよくなるとか突き出てくるなどの俗信をもつ。名前の由来は、高い位置に目があるように見えるため。一昔前、田んぼや小川、池などで普通に見られたが、現在は国産メダカは絶滅危惧種。
2.目が高いこと。物を見る目、鑑識力がすぐれていること。また、そういう人。
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