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余念もなく眺 めている
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:2% 作品を確認(青空文庫)
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集中する・夢中になる
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前後の文章を含んだ引用
......え出 ずるように思われた。彼は猫中の大王とも云うべきほどの偉大なる体格を有している。吾輩の倍はたしかにある。吾輩は嘆賞の念と、好奇の心に前後を忘れて彼の前に佇立 して余念もなく眺 めていると、静かなる小春の風が、杉垣の上から出たる梧桐 の枝を軽 く誘ってばらばらと二三枚の葉が枯菊の茂みに落ちた。大王はかっとその真丸 の眼を開いた。今でも記憶している。そ......
単語の意味
余念が無い(よねんがない)
余念が無い・・・一つのことに集中して、熱心なさま。余念無い。
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集中する・夢中になるの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
あたりには目もやらずに熱心にその詩稿を読み出しました。
芥川龍之介 / 河童
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明け方から大きないびきをかき始めて、それから一度も目を開かない
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
自分を回復した
有島武郎 / 或る女
(テレビ鑑賞に)食事と晩酌の時間を最低限当てる。まるで画面から味でもするみたいに吸いついて飽きもせず眺めている。
本谷 有希子 / 異類婚姻譚 amazon
激情が満々たる水のように襲う
井上 靖 / 風林火山 amazon
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