道は大きくうねっていて、時々視界が開けると、遥か遠くの下方に、先ほど通ったらしい道が見えた。
平野啓一郎「ある男」に収録 ページ位置:93% 作品を確認(amazon)
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山道・峠道
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前後の文章を含んだ引用
......った窓からは、霞の中に浮かび上がっているその足許だけが見える。急峻な道を走っているので、今日は霞んで見えないが、その木々の先には、ただ空だけがあるはずだった。 道は大きくうねっていて、時々視界が開けると、遥か遠くの下方に、先ほど通ったらしい道が見えた。意外と高いところまで、登って来ていた。「雨でも作業はするんですか?」「まあ、これくらいなら。あんまり大雨だと事故もありますし、やりませんけどね。早目に切り上げた......
単語の意味
うねる(うねる)
うねる・・・大きく緩やかに曲がりくねる。大きく緩やかに上がったり下がったりする。また、そのような状態が続くことや、そのような状態がとどめ難い勢いで攻めてくること。
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うるさく折れ曲る急な 山道
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
胸を突かれるような徳本峠
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
三里はとっくに歩いたと思っているのにいくらしてもおしまいにならなかった山道
梶井基次郎 / 冬の蠅
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三十分ほど進んだところでアスファルトの舗装が突然消え失せ、道幅も半分になった。両側の暗い原生林が巨大な波のように車に向ってどっと押し寄せてきた。空気の温度が何度か下がった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
うるさく折れ曲る急な 山道
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
山の裾を切り取るようにして、路が細い帯のように捲く
佐多 稲子 / 素足の娘 amazon
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