(雪山を)蟻 の 這うように登って行く
志賀 直哉 / 焚火「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 ページ位置:65% 作品を確認(amazon)
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登山・山登り
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前後の文章を含んだ引用
......峠はすぐ上に見えている。夏はこの辺はこんもりとした森だが、冬で葉がないから上がすぐ近くに見えている。その上、雪も距離を近く見せた。今さら引き返す気もしないので、蟻の這うように登って行くが、手の届きそうな距離が実に容易でなかった。もし引き返すとしても、幸い通った跡を間違わず行ければまだいいとして、それを外れたら困難は同じことだ。上を見ると、何し......
単語の意味
蟻(あり)
蟻・・・アリ科の昆虫の総称。くの字の触覚を持ち、胸と腹と間にくびれがある。地中などで、女王蟻を中心に、雄の蟻、働き蟻(生殖能力のない雌)が階級を持ち集団で社会生活を営む。働き蟻は地上を歩いて食物を集め、勤勉なものの典型とされる。新しく羽化した女王と雄には翅(はね)があり(羽蟻)、交尾後に翅を失う。
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身体を左右に振りながら登って行った。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
数メートルおきに岩にペンキで記された目印を頼りに山頂を目指さなければならない
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
(山頂)ようやく山頂に着いた。視界が拓け、俺は思わず、「うわあ」と声を上げた。 草の緑に覆われた、天然の大広間がそこにはあった。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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(飛行船)ツェッペリンは風船玉のように飛んで行ってしまう。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
(馬で走る)まっしぐらに汗馬 を跳 らせていた
芥川龍之介 / 偸盗
大半の時間は基礎練習の反復で、内容は、ほとんど教則本を書くように合理的に、網羅的に計画した
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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