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急がない時に限って、バスも地下鉄も早く来る。気の進まないところへ出掛ける時は、時刻表通りに、したり顔でやってくる乗り物まで自分を 嬲っているように思えて、時子は腹が立った。
向田邦子 / りんごの皮「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 ページ位置:20% 作品を確認(amazon)
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我慢してする(しぶしぶ・嫌々ながら)
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前後の文章を含んだ引用
......とは、ひとことも聞くことはないだろう。だが、あの笑い声を聞かれてしまった。 追いかけるように届いた鰻重がばかに生臭く、時子はいつにないことだが半分ほど残した。 急がない時に限って、バスも地下鉄も早く来る。気の進まないところへ出掛ける時は、時刻表通りに、したり顔でやってくる乗り物まで自分を嬲っているように思えて、時子は腹が立った。予定より早く着いてしまった渋谷駅の、デパートの外壁に貼りついた大時計の針が、ギクシャクときしみながらやっと一目盛進んで、五時半をすこし廻ったところである。 時子......
単語の意味
したり顔(したりがお)
嬲る(なぶる)
腹(はら)
したり顔・・・「してやったぜ!」という顔つき。思い通りに事が運んだときの自慢げな顔。ドヤ顔。得意顔。
嬲る・・・からかう。もてあそぶ。面白半分でする。
・・・1.ヒトなど動物の、胴の下半部の前面と考えられる側。背(せ)の反対側の部分。また、その内側にある内蔵。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
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我慢してする(しぶしぶ・嫌々ながら)の表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
眼の前には果しない泥濘が見えていた。しかし、もはや、それは渉らなければならなかった。
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
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