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彼女の横顔はいつも本当に甘く小さな整い方をしていた。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 ページ位置:78% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......れはまだ平和に、ただ好意を持ち合っていただけの二人の、午後の会話だった。友子はコーラを飲んでいた。髪の毛が肩の、セーターの柔らかな毛糸のところでさらさら揺れた。彼女の横顔はいつも本当に甘く小さな整い方をしていた。足元の落葉を靴の先でがさがさかきわけて遊びながら、長いまつげで遠くの青空やビルを見ていた。「何日も、続けて家に帰ってこないの。初めのうちは残業かな、と思って会社......
単語の意味
横顔(よこがお)
横顔・・・横向きの顔。横から見た顔。
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幼女の寝顔の美しさから目がはなせない。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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こうして離れていてふと、私の知っている彼のいいところを思うと、あまりのすばらしさに胸が苦しくなる。その文章の才、礼儀正しさ、行動の大胆さ、おおらかさ、手の形、声の響き……等。  そして悪いところやずるいところを考えると、あまりの憎しみに息が苦しくなる。私を旅に誘ったりする弱さ、妹の死に対するある種の冷酷さ、ろくに日本に帰らないくせに、来るとなると会いたがるずるさ……等。  ほかの人にはこんなに感じないひとつひとつの感覚が活性化される。その振幅がそのままその人を思う心のベクトルの大きさだ。人間は苦しい。不完全なひとりが、不完全なひとりを思い丸ごとを受け入れようと苦しむ様は、なぜかそれぞれ胸のうちの 嵐 とは別のところで、ときどき妙に生き生きとしたあるひとつの像を結ぶ。  人間がかろうじて日々を生きているわけみたいなもの。  いちめんに咲いた桜並木みたいに大盤振る舞いの美しくやさしいエネルギー。  たださらさらと花びらが散り、陽がさして風が吹き、はるか続く木々がいっせいに揺れて舞い狂うピンクとすきまの青空の甘い色に圧倒されて立ちつくす。知っている。一度しかなく、一瞬で終わる。でも自分がその一部に永遠に溶け込んでいる。ワンダフル、ブラボー! そういう瞬間を、人は苦しんでも求める。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ恋愛・恋する・恋心愛憎
溢れそうな想いで息が詰まる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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