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四十代前半くらい。俳優にでもなれそうな二枚目風だが、笑顔にかすかに崩れた感じが漂っている。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 ページ位置:34% 作品を確認(amazon)
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老いた顔
男前・イケメン・美少年
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前後の文章を含んだ引用
......約束を違えたことはございませんでしょう」 小此木と白石が顔を向けると、奥のカウンターで受話器を手にしている男が目に留まった。金縁の眼鏡をかけた顎の尖った顔立ち。四十代前半くらい。俳優にでもなれそうな二枚目風だが、笑顔にかすかに崩れた感じが漂っている。 店内に音楽が流れていた。坂本龍一が作曲した『ラストエンペラー』の曲だ。小此木はこの春、この曲がアカデミー賞の作曲賞を受賞したことを思い出した。 二人は店内を見......
単語の意味
笑顔(えがお)
笑顔・・・笑っている顔。笑みを含んだ顔。にこにこ顔。
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老いた顔の表現・描写・類語(顔のカテゴリ)の一覧 ランダム5
昔の輝くような美貌を偲ばすに足る均斉の正しい上品な、しかし老いしなびた顔
菊池 寛 / ある恋の話 amazon
顔にかなりの重さの老いがしがみついている
高橋 治 / 女たち amazon
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男前・イケメン・美少年の表現・描写・類語(男性・女性のカテゴリ)の一覧 ランダム5
性的魅力にあふれた男
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
古代ギリシアの彫刻のような美少年
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
眼は神経質に切れ上り、鼻筋が通って、ちょっと頬骨が高く男性的の人体電気の鋭そうな、美青年の紳士
岡本かの子 / 金魚撩乱
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「顔」カテゴリからランダム5
「中年・老人」カテゴリからランダム5
(老化)ある年齢を過ぎると、人生というのはものを失っていく連続的な過程に過ぎなくなってしまいます。《…略…》肉体的な能力、希望や夢や理想、確信や意味、あるいは愛する人々、そんなものがひとつまたひとつ、一人また一人と、あなたのもとから消え去っていきます。《…略…》あなたはもうそろそろ三十歳になる。これから少しずつ、人生のそういう黄昏{たそが}れた領域に脚を踏み入れようとしておられる。それが、ああ、つまりは年をとっていくということです。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
糸巻きの糸がだんだん減って行くように、生命の糸を繰り出し、今その終りに近づく
壷井 栄 / 大根の葉 (1960年) amazon
(年配の男性は)いつもの学生たちとは違う、どこか枯れた落ち着きを感じ取ることができる。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
小さな猿のような年寄り
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
「男性・女性」カテゴリからランダム5
(女の)いま咲いたばかりの白い百合(ゆり)の花のような楚楚とした艶(あでや)かさ
宇野千代 / 色ざんげ amazon
ぼさっとして大きく寄りつきがたい巌石(いわお)のような男
新田 次郎 / 芙蓉の人 amazon
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