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砂のように静かに流れていく、ここでの毎日。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:61% 作品を確認(amazon)
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時間の経過
平和(平凡)に暮らす・穏やかな日々
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前後の文章を含んだ引用
......キチジローのほか百姓たちと接触することはなかった。ここに来て始めて、彼は百姓たちと生活し、飢えることもなく、一日の大半を祈ったり黙想することができたのである。 砂のように静かに流れていく、ここでの毎日。鉄鋼のように張った気持が少しずつ腐蝕していく。あれほど逃れられぬもののように待ち構えていた拷問や肉体的な苦痛も自分にはもう加えられないような気がするのだ。役人や......
単語の意味
砂(すな)
砂・・・岩石が細かくなったもの。岩が徹底的に砕かれたもので有機物が含まれていない。そのため、土(有機物が含まれる)と違って、植物は育ちにくい。砂場や砂漠に雑草が生えにくいのもこのため。
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昨夜の女がなんであるにせよ現実はスケジュール通りの時刻を刻んでいて、敏郎はその流れの中に身を委ねなければならなかった。
阿刀田 高 / 捩れた夜「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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