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そばやのゆで汁でもただ飲みして来ようか。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:66% 作品を確認(青空文庫)
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空腹・餓え・お腹が鳴る
生活苦・貧しい暮らし(日々)
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前後の文章を含んだ引用
......何なのさ。どうして生きて動いているんだろう。 うで玉子飛んで来い。 あんこの鯛焼 き飛んで来い。 苺 のジャムパン飛んで来い。 蓬莱軒 のシナそば飛んで来い。 ああ、そばやのゆで汁でもただ飲みして来ようか。ユーゴー氏を売る事にきめる。五十銭もむつかしいだろう……。 良心に必要なだけの満足を汲 み取りか、食慾に必要なだけの金を工面して生きてゆくことにも閉口トンシュでご......
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身を焼くような渇きと飢えとが、烈しく身に迫って来る
菊池 寛 / 俊寛 amazon
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薄氷を踏むような生活
檀 一雄 / リツ子・その愛 amazon
朝から晩まで働いて、六十銭の労働の代償をもらってかえる。土釜を七輪に掛けて、机の上に茶碗と箸 を並べると、つくづく人生とはこんなものだったのかと思った。ごたごた文句を言っている人間の横ッ面をひっぱたいてやりたいと思う。
林芙美子 / 新版 放浪記
風に吹き寄せられた落ち葉のような共同生活
辻井 喬 / 暗夜遍歴 amazon
久しくお茶にも縁が無く、甘いものも口にしたことがない。
林芙美子 / 新版 放浪記
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(新生活を始めたこの四年間で)僕はそれほど大したものを手に入れたわけではない。その殆んどはどう考えてみても暫定的で便宜的ながらくただった。でも僕は僕なりにベストを尽くし、そのようなガラクタをうまく組みあわせて現実と自分をコネクトし、僕なりにささやかな価値観に基づいた新しい生活を築きあげてきたのだ。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
細々とその日の口をぬらす
宇野 千代 / おはん amazon
肉欲を精神的な美の様式に昇華する
円地 文子 / 朱を奪うもの amazon
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