爆発的な泣き方だった。赤ん坊のような大声で。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 ページ位置:41% 作品を確認(amazon)
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泣き声
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前後の文章を含んだ引用
......そのくせどこかぼんやりしていた。「ひどーい、濡れちゃったわ。こんなに。」 私はバッグをひろってゆっくり立ち上がった。私と顔の位置が並んだとたん、萃は泣きだした。爆発的な泣き方だった。赤ん坊のような大声で。出会って2度目だというのに。 道ゆく人がみんなじろじろ見た。私は恥ずかしくなって、近くのガレージの屋根の下に、あわてて彼女を引きずり込んだ。薄暗いコンクリの壁に......
単語の意味
大声(おおごえ・たいせい)
赤ん坊(あかんぼう)
赤ん坊・・・赤ん坊】生まれて間もない子供。また、おなかの中の子供。身体が赤みがかっているからいう。赤子(あかご)。赤ちゃん。
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何とかしてやらなければ堪 まらないほど痛々しい少女の泣声
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沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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