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(子どもを抱擁)その両腕には、目の前にいるか弱い者をかばおうとする、いたわりがあふれていた。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:14% 作品を確認(amazon)
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抱擁・抱き合う・抱きしめる
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前後の文章を含んだ引用
......息子が玄関に姿を現わした時、博士は笑顔を浮かべ、両腕を一杯に広げて彼を抱擁した。《……と、その息子10歳》のメモを指し示し、事の成り行きを説明する暇もなかった。その両腕には、目の前にいるか弱い者をかばおうとする、いたわりがあふれていた。自分の息子がこんなふうに誰かに抱擁されている姿を目のあたりにできるのは、幸せなことだった。それどころか、ああ、自分もこんなふうに博士から迎えられたいなあ、という......
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私は 馳 け寄り、その睦子を抱いた。 溺 れるもののように、睦子は私にしがみつき、小さく声を震わせて泣いた。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
彼と抱き合う度、私は言葉でない言葉を知った。親でもない自分でもない他人と近くにいることの不思議を思った。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
腕の中に我を雌雉子 の如く抱きしめた。
横光利一 / 日輪
彼の腕の中に身を預ける。サヤの中に収まる豆のように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
半分ほど残っていたビールをかっくらった。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
平床を鏡のようにふき込んで
夏目 漱石 / 道草 amazon
骨を砕かんばかりの力を込めて十和子の手首をつかんだ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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