反応があるまで、数秒の間が挟まった。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 ページ位置:55% 作品を確認(amazon)
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会話の間を取る
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......し考え、三人に向かって佃はきいた。なにを言い出すのかと、ぽかんとした顔がこちらを見つめてくる。「オレにはある。自分が作ったエンジンで、ロケットを飛ばすことだ」 反応があるまで、数秒の間が挟まった。「エンジン全体とまではいかないが、なんとかその夢に近づきたいと思う。今度のは、その第一歩だ」「でも、それは社長の個人的な話じゃないですか」 江原の反論は、佃の胸......
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会話の間を取るの表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ミュウはそう言うとぼくに横顔を向けて、窓の外を見た。海を渡ってくる風がひだのあるカーテンを揺らせていた。彼女が夜の闇に目をやると、部屋の静寂がいちだんと深まったような気がした。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
淡々とした告知を黙って聞き、ややあってから受け容れた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
「過去は変えられる、ということですか?」 医師は一瞬、その意味を考えようとするような間を置いてから、 「そう、あなた自身の今後の生活によって。良い表現ですね。」 と頷いた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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彼もこの苦しみのはけ場がないから多少は打ちあけた。
松本 清張 / 与えられた生「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
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