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(はっきりとは思い出せない)何かが記憶の縁に引っかかっているが、それが何なのか分からない。
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忘れる・思い出せない・曖昧な記憶
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(記憶喪失)生まれ変わったようなまなざしでまだよくわからない、なじみのないこの世界にひとり立ったとき、何もかもが不確かで手探りの状態の不安な新しい私
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
げじげじ眉で、唇の厚いその顔は、私は何故 か見覚えがあるようであったが、考え出せなかった。
林芙美子 / 新版 放浪記
(いつだったか)思い出せない。時間の流れが不均一になっていて、距離感が安定しない。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
幻灯のなかの光景のようにぼんやりした記憶
辻井 喬 / 暗夜遍歴 amazon
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(素晴らしい思い出)振り返ると、その時間も、いつの間にか、見違えるほど色鮮やかに、陰翳豊かに彼の過去を染め直しつつあった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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