TOP > 感覚表現 > におい・香り > 嗅ぐ・におってみる
(二百年前のワインを嗅ぐ)「これが二百年前の香りなのね」 感動して目を閉じている。口を半分開いて香りを味わうことに没頭している。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 ページ位置:15% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
嗅ぐ・におってみる
ワイン
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......込まれるのを眺めていた。 鈍い音がして栓が抜けると甘い香りが部屋じゅうにたち込めた。サユリは、底に溜ったおりが流れ出さないように、慎重にワインをグラスに注いだ。「これが二百年前の香りなのね」 感動して目を閉じている。口を半分開いて香りを味わうことに没頭している。そんなサユリをティエンは呆然として見詰めた。この女は男なんかを使わなくてもエクスタシーを味わえるのだ。彼は不思議な気持になった。何故なら、彼自身も、体を重ねるこ......
ここに意味を表示
嗅ぐ・におってみるの表現・描写・類語(におい・香りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
犬のように男の匂いを嗅ぎ分ける
石川 達三 / 独りきりの世界 amazon
その匂いをすいこんでいると自分が空気中に口をだしてぱくぱくやっている金魚のような気がした。
野間 宏 / 真空地帯 amazon
鼻をすん/\させて
岡本かの子 / 巴里祭
このカテゴリを全部見る
ワインの味、おいしさを伝える表現・描写(アルコール飲料のカテゴリ)の一覧 ランダム5
野の花のような香りでふっくらした味わい。舌の中央に一本、きりっとした味が立つ。
雁屋哲 / 美味しんぼ80巻 amazon
ずっしと重いそのグラスを手にして香り高い黄金色の液体で十分に口の中を潤す
海老沢泰久 / 美味礼讃 amazon
十五年間の静かな眠りから覚め、たっぷりと新鮮な空気に触れて生き生きと香り立っていた
海老沢泰久 / 美味礼讃 amazon
このカテゴリを全部見る
「アルコール飲料」カテゴリからランダム5
「におい・香り」カテゴリからランダム5
プレッツェルは香ばしいというより、焦げくさい煙草の煙の味がする。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
花びらの薫りの中に、自分の首がすっかり埋まってしまったような夢見心地
谷崎 潤一郎 / 痴人の愛 amazon
「呼吸」カテゴリからランダム5
両手を首筋に当てて大きなあくびをした。
阿刀田 高 / 透明魚「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
長く吸い込んだ息を吐き出す。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
百メートルを全力疾走した後のように息が上がっている
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
なるほどな。もう一度、深呼吸とともに思う。なるほどな。吐き出す息が、ため息の重さになる。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
アルコール飲料 の味・おいしさの表現の一覧
におい・香り の表現の一覧
呼吸 の表現の一覧
食べ物表現 大カテゴリ