武士道は、あくまでも日本の長い封建風土のなかで、武士のあるべき姿として自然発生的に培養され、そのつど時代に即応して 研鑽 され、やがては〝武士の掟〟となった不文不言の倫理道徳観であった。いうなれば武士道は、サムライがつくり、サムライによって育てられ、その育て上げた武士道がさらなるサムライを鍛え上げるといった、日本固有の修養精神だったといえる。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 ページ位置:85% 作品を確認(amazon)
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武士道
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前後の文章を含んだ引用
......における『コーラン』といったように、特別な書物があるように思われているが、本文にも記されている通り、「これぞ武士道」として成文化されたものがあるわけではない。 武士道は、あくまでも日本の長い封建風土のなかで、武士のあるべき姿として自然発生的に培養され、そのつど時代に即応して研鑽され、やがては〝武士の掟〟となった不文不言の倫理道徳観であった。いうなれば武士道は、サムライがつくり、サムライによって育てられ、その育て上げた武士道がさらなるサムライを鍛え上げるといった、日本固有の修養精神だったといえる。 武士道精神を述べたものには、江戸時代においても、山本常朝が著した有名な『葉隠』をはじめ、山鹿素行の『山鹿語類』、井沢蟠龍の『武士訓』、さらには大道寺友山の『武......
単語の意味
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
道徳(どうとく)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
道徳・・・徳を積む道。していいことと悪いことをきちんと区別できる価値観。人間として望ましい行動を行うには、心(考え方)はどうあるべきか追及すること。
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武士道の表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
武士道のヨーロッパにおける原型である騎士道
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
武士道は、日本の象徴である桜花とおなじように、日本の国土に咲く固有の 華 である。それはわが国の歴史の標本室に保存されているような古めかしい道徳ではない。いまなお力と美の対象として、私たちの心の中に生きている。たとえ具体的な形はとらなくとも道徳的な 薫りをまわりに 漂わせ、私たちをいまなお惹きつけ、強い影響下にあることを教えてくれる。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
(武士道とは)武士階級がその職業、および日常生活において守るべき道を意味する。一言でいえば「武士の 掟」、すなわち、「 高き身分の者に伴う義務」のことである。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
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