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純の腕の中にリエは濡れた雑巾のようにぐったりしていた。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:77% 作品を確認(amazon)
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病気・体調が悪い
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......は思った。 その時、純が階段を上ってきた。「西崎先生と連絡取れました。すぐ連れていらっしゃいって。」 純はそう言いながら子供部屋に入ると、リエを抱いて出てきた。純の腕の中にリエは濡れた雑巾のようにぐったりしていた。頬や手や太腿に薄い薔薇色の斑点が出ていた。腐ったシュークリームのせいで、リエの内臓も一緒に腐ってしまって、薔薇色の黴が生えたようだった。 純はリエを抱いて階段を......
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