弾力を失った彼の心
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:40% 作品を確認(amazon)
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心の疲労
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......らぬ仕事──人類全体の幸福に繫がりのある仕事──人類の進むべき路へ目標を置いて行く仕事──それが芸術家の仕事であると思っている。──そんな事に殊更頭を向けたが、弾力を失った彼の心はそれで少しも引き立とうとはしなかった。ただ下へ下へ引き込まれて行く。「心の貧しき者は福なり」貧しきという意味が今の自分のような気持をいうなら余りに惨酷な言葉だ......
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何をするにも心にもない作り事をしているようだった。
有島武郎 / 或る女
まぶたを女のようにうすくそめて
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
慣れない酒に、すこし体温が上がったような気がする。頭にすこしだけ、ぼんやりとした浮遊感がある。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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