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和弥さんは立ったまま両手を腰に当て、上を向いたり、足元を見たり、私に言おうかどうかを迷っているふうに見えます。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 ページ位置:25% 作品を確認(amazon)
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言葉を飲み込む・言いかけてやめる
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前後の文章を含んだ引用
......、和弥さんに、先に休んでいいと言われました。机の上の電気スタンドが点いていて、製図用の紙が広げられています。「お仕事ですか?」「いや、そうではないんだが……」 和弥さんは立ったまま両手を腰に当て、上を向いたり、足元を見たり、私に言おうかどうかを迷っているふうに見えます。「言いにくいことなら、無理をしなくても」「いや、そうじゃない。いつ打ち明けようかと考えていたけれど、やっぱり、今日だな。美雪に宣言してから始める方がいい」 なん......
単語の意味
腰(こし)
腰・・・1.胴体の下の方の部分で、上体と下肢(かし)をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
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「だから……」 だから早くほんとうのことを奥さんに話した方がいい、そう言いかけて思いとどまる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
黒崎はすでに死んでいるかもしれない。そのことを言ってしまいたいという衝動を、歯を噛みしめて押しとどめる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
心の中でその言葉を踏みつぶす
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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次のことばを喉まで出しかけたが、やっぱり、人がいては、まずい気がした。
吉川英治 / 治郎吉格子
大きな碇のように重い説得力だ。すべての船はその大きさと重さに相応しい碇を持つ。《…略…》あの男は確かに大きな船を思わせる人間だった。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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尾崎 一雄 / 虫のいろいろ amazon
人間の話でいちばん面白いのは自慢話で、誰でも何かしら自慢するときは「俺だけが知っている」といった調子で躍動感を持って話すものです。まさに〝絶口調〟といった面持ちで。
水道橋博士「藝人春秋 (文春文庫)」に収録 amazon
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