まっくらな夜空を埋めつくして雪が舞っていた。
浅田次郎 / ろくでなしのサンタ「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 ページ位置:94% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
雪
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......れど、三太は勇気を出して一言だけ、大声で叫んだ。「メリー・クリスマス!」 言ったとたん恥ずかしくなって、三太は堤防をやみくもに走り出した。 汽笛の行きかう港にはまっくらな夜空を埋めつくして雪が舞っていた。 まさかトナカイの曳く橇に乗って、本物のサンタクロースがやってきやしねえだろうなと、三太は走りながらしきりに気を揉んだ。......
単語の意味
夜空(よぞら)
夜空・・・夜の空。
ここに意味を表示
雪の表現・描写・類語(雪・霜・あられのカテゴリ)の一覧 ランダム5
雪をもった、松の梢が、間へ、ばさっと落ちた。
吉川英治 / 無宿人国記
無数の白刃を振り回すように雪が飛ぶ
加賀 乙彦 / 海霧 amazon
雪が飛白模様に見える程度に降る
三浦 朱門 / 犠牲 amazon
このカテゴリを全部見る
「雪・霜・あられ」カテゴリからランダム5
滲み出るように雪の粉が次から次へと下界へ急いでいた。
福永 武彦 / 草の花 amazon
花びらのような牡丹雪が舞っている
田宮 虎彦 / 銀心中 (1961年) amazon
銃声のような鋭いみぞれの音
五木寛之 / 夜の斧 amazon
同じカテゴリの表現一覧
雪・霜・あられ の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ