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初秋の風が芭蕉の葉を動かして、素肌に吹きつけた帰りに、読みかけた手紙を庭の方へなびかしたから、しまいぎわには四尺あまりの半切れ(=手紙用の横長の和紙)がさらりさらりと鳴って、手を放すと、向こうの生垣まで飛んで行きそうだ。
夏目 漱石 / 坊っちゃん 作品を確認(amazon)
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単語の意味
初秋(しょしゅう・はつあき)
素肌・素膚(すはだ)
尺(しゃく)
初秋・・・秋の初めごろ。新秋(しんしゅう)。陰暦7月の異名。孟秋。
素肌・素膚・・・1.むき出しの肌。化粧や衣服などを何もつけていない、自然のままの肌。生地(きじ)の肌。
2.下着を着けずに、上着やズボンなどを直接見につけた状態。
「素」は、ありのままの状態を意味する。
・・・1.尺貫法での、長さの単位。寸(すん)の10倍、丈(じょう)の10分の1。一尺は30.3センチ。もともとは、手を広げたときの親指の先から中指の先までの長さを1尺といった。この長さは約18センチで、現在の尺の6割ほどの長さ。
2.1が転じて、ものさし。
3.1が転じて、丈(たけ)。
4.1が転じて、映画のフィルムやカットの長さ。
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気持ちの良い夕暮の微風が、彼のやわらかい髪を揺らせていた
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