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(マッサージを受ける)肩甲骨と肩甲骨の間に、痛みでもない凝りでもない独特に執拗な不快感が常に巣くっている。今のようにそこを圧されると、何かがぞわぞわと湧いて出てくる。後から後から、小さい虫の群れのように、十和子の心そのもののように、際限もなく湧き出ては身体の外へ逃げ去っていく。その快さ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:91% 作品を確認(amazon)
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揉む・ほぐす
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前後の文章を含んだ引用
......かったんやろな。俺とこらへんでは、あのころはそうやって馬に土建の材料運ばしてた。下の川原で採った砂利満載した長い大きい荷車引かせて、寒うても暑うても一年中や」 肩甲骨と肩甲骨の間に、痛みでもない凝りでもない独特に執拗な不快感が常に巣くっている。今のようにそこを圧されると、何かがぞわぞわと湧いて出てくる。後から後から、小さい虫の群れのように、十和子の心そのもののように、際限もなく湧き出ては身体の外へ逃げ去っていく。その快さ。「家からちょっと上がったとこに、ひととこ坂がえらいきつなってるとこがあったんや。馬、いっつもそこいっぺんではよう上らんと、どないしてもヒヅメ滑るんや。クァッ、ク......
単語の意味
身体(しんたい)
快感(かいかん)
身体・・・人のからだ。肉体。
快感・・・快(こころよ)い感じ。満ち足りた感じ。いい気持ち。
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