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(疑問は)沼にうかんでくるどす汚い水泡のように意識に浮びあがってきた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:79% 作品を確認(amazon)
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疑問・不思議に思う
雑念・思いが頭に浮かぶ
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前後の文章を含んだ引用
......故、ユダを最後は突き放されたのだろう。ユダが血の畠で首をくくり、永遠に闇に沈んでいくままに棄てておかれたのか。 それらの疑問は神学校の時も、司祭になってからも、沼にうかんでくるどす汚い水泡のように意識に浮びあがってきた。そのたびごとに彼はまるでその水泡が彼の信仰に影を落すもののように考えまいとした。だが今は、もう追い払うことのできぬ切実さで迫ってきている。 司祭は首をふって溜息......
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「いったい何者なんだ、この会社は」 いましも胸に込み上げてきた疑問を財前は口にした。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
疑問符が、金銭登録機のドル符号のように、ひっきりなしに浮かんでは消える
ウィリアム・アイリッシュ / 黒いカーテン amazon
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野分の風に舞い散る落ち葉のように、きれぎれで統一のない雑多な思いが頭を狂い舞う
海音寺 潮五郎 / 武道伝来記 amazon
あれこれ取り留めのない考えが巡った。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
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注文伝票が、悪夢のように捌(さば)いても捌いてもあとからあとから増える
干刈 あがた / 干刈あがたの世界〈2〉ウホッホ探険隊 amazon
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綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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