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(見たことのない風景が浮かぶ)(亡き)父と(その愛人であった)弘美の姿が、妙にありありと心に浮かんでくるのだった。遠くに隠れて、はっきり自分の目で見届けていたかのように、二人の動きや、体に当たっている陽の光や、そのまわりを通り過ぎて行く人の群れのありさまが、邦彦の中である種の冷たい映像となって 居坐りつづけていた。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 ページ位置:38% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......もあけることが多かったので、父にまつわる思い出は、どれもみな感慨の少ない不鮮明なものばかりだった。 それなのに、通天閣の見えるどこかの橋の上で立ち話をしている、父と弘美の姿が、妙にありありと心に浮かんでくるのだった。遠くに隠れて、はっきり自分の目で見届けていたかのように、二人の動きや、体に当たっている陽の光や、そのまわりを通り過ぎて行く人の群れのありさまが、邦彦の中である種の冷たい映像となって居坐りつづけていた。 地下鉄の降り口のところで、弘美が口を開いた。「あんなにあっけのう死んでしまうなんて、思いも寄らなんだわ」「……何が?」「邦ちゃんのお父さんやんか」「……ああ」......
単語の意味
妙(みょう)
体(からだ)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
・・・とてもいい。非常に優れている。または、不思議、奇妙なこと(さま)。
・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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瞬きすら惜しんでダイヤルに集中した。
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