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とにかくただ必死な快楽の感触。自分がものになって、 身体 は精神に溶けてゆくようなあの時間。 あの、後ろめたい青空。光、緑。何もかもに後ろめたくて消えいるほどせつなくなる真昼。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 ページ位置:2% 作品を確認(amazon)
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性的快感・絶頂・オーガズム
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前後の文章を含んだ引用
......生きているのかもしれない。 私もそういうものを求めていたのだと思う。 いろんな場面、そのとき抱いたさまざまな気持ち、その場を共有した人達のこと。その人達とした、とにかくただ必死な快楽の感触。自分がものになって、身体は精神に溶けてゆくようなあの時間。 あの、後ろめたい青空。光、緑。何もかもに後ろめたくて消えいるほどせつなくなる真昼。 でも、性のことを言いたいわけではない。 確かにエネルギーはあまっていたが、私が特別性に向いていたとは思えない。多分、きっかけさえあれば何でもよかったんだと思う......
単語の意味
青空(あおぞら)
身体(しんたい)
青空・・・1.青く晴れた空。雲のない青い空。青く澄んで見える空。碧空。蒼天。
2.他の語に付いて「戸外で行う」「屋外」「露天」の意味を表す。
2.他の語に付いて「戸外で行う」「屋外」「露天」の意味を表す。
身体・・・人のからだ。肉体。
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性的快感・絶頂・オーガズムの表現・描写・類語(喜びのカテゴリ)の一覧 ランダム5
気が狂うほどの激しい欲情。自分の肉体が自分とつながっているという実感のスイッチを入れるのに、あれほどものすごい発散法はなかったのだろう。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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まぶしくて清らかで、泣かせるほど切なくて、健やかな天然の笑顔。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
アドバルーンになるんじゃないかと思うほど、心も体も軽い
石森 延男 / コタンの口笛 第2部 amazon
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さっきまで痛々しいような小さな身体に、私を押し入れていたのに。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
こんな見た目の私にコントロールできないほどの恋愛が宿っている
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
彼は彼女が彼にむける、脇目もふらぬ愛に重荷を感じた。彼女の心から流れでてくるように思える、一筋の熱い思いが、自分の体のまわりを取り捲くのを感じ、彼はわずらわしいという思いをするのだった。
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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