TOP > 人物表現 > 思考・頭の中の状態 > 疑問・不思議に思う
するとそのとき、ひとつの疑問が頭のどこかから 忽然と湧き出てくる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:9% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
疑問・不思議に思う
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......と十和子もなぜかしら釣り込まれたようになって、意に反してニヤニヤ照れ笑いをしてしまう。 なんだろう、今のはいったい? ピアスが消えたことと何か関係があるのか? するとそのとき、ひとつの疑問が頭のどこかから忽然と湧き出てくる。いつごろからだろう、陣治が、黒崎のくの字も口にしなくなったのは? 前の彼氏、前の彼氏と、あんなにうるさくたずねたがったものなのに。もう何年も前から、それもある時......
ここに意味を表示
疑問・不思議に思うの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
自分の内に、ぷつぷつと湧く疑問の泡
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
復一は「はてな」と思った。
岡本かの子 / 金魚撩乱
幻を見たようなあやしい気分が胸をかすめる
藤沢 周平 / 三屋清左衛門残日録 amazon
このカテゴリを全部見る
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
(数学の難問を解いている)今度の問題がいかに手強いかは、博士の様子を見れば私にも察しがついた。考える状態の密度が、飽和点にまで達したかのようだった。一度書斎に入ると、どんな微かな気配も伝わってこず、あまりにも深く考えすぎて身体が溶けてしまったのではないかと、不安になるほどだった。かと思うと、突然、紙の上を滑る鉛筆の音が、静寂の中から伝わってくることもあった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
思考・頭の中の状態 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ