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濃い味、脂ぎった味、極端に辛い味、甘いは、本当の味とはいえない。真実の味とは「淡」である。
藤井宗哲・藤井まり / 魂の食 SOUL FOOD 作品を確認(amazon)
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味や料理の分析・哲学
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単語の意味
淡(たん)
淡・・・淡いこと。味や色が濃くないこと。あっさり。
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お料理はなんのきまりもないのだから、とらわれないことだ。それから自信をもってまな板に向うことだ。こんな材料ではおいしいものがつくれる筈はないと思う前に、これだけのものでどんなおいしいものをつくってみせようかと考えるほうが幸福だと思う。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
濃い味、脂ぎった味、極端に辛い味、甘いは、本当の味とはいえない。真実の味とは「淡」である。
藤井宗哲・藤井まり / 魂の食 SOUL FOOD amazon
おいしいものというのは、なにもお金のかかったものではなく、心のこもったものだと私は信じている。 《…略…》私のおいしいと思うものは、銀のお盆にのったしゃれた高価な料理ではなく、家庭的な温かい湯気のたつ料理だ。 台所から流れるフライパンにバタがとけ卵がこげてゆく匂い、それは台所で歌われている甘くやさしいシャンソンではないだろうか。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
「若いうちこそ美容院に通い、衣裳店をめぐり、それで男の心をつなぎとめていても、年をとってくると、みんな急にお料理に熱を上げる。ダンナさまを家につなぎとめるものは、おいしい料理だけだから……」
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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頬張ったジャガイモがよほど熱いのか、陣治はフハフハと喘いで般若そっくりの顔になる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
湯気をふきながら、バラバラした熱い飯を頬ばると、舌の上でせわしく、あちこちへやった。「初めて」熱いものを鼻先にもってきたために、水洟 がしきりなしに下がって、ひょいと飯の中に落ちそうになった。
小林多喜二 / 蟹工船
ぺろっとした一枚のキャベツの中に、ぎっちり具がつまっているのは、つまらない。キャベツだらけで、具があるか無しというのも味けない。キャベツと具がちょうどよいバランスだとおいしい。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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