TOP > 感覚表現 > 音の響き > 静けさ・静寂


カテゴリ検索 単語の意味
あたりは息苦しいまでの沈黙に包まれていた。人の声もなく、吠える犬もいない。寄せる波も、吹く風もない。どうしてこれほどまですべてが深く静まり返っているのだろうとミュウは不思議に思った。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:52% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
静けさ・静寂
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......。そして居間のソファに腰を下ろし、ゆっくりと深呼吸をして気持ちを落ちつけた。動悸はかなり収まっていたけれど、長く続いた緊張のために肋骨の一部が痛みを訴えていた。あたりは息苦しいまでの沈黙に包まれていた。人の声もなく、吠える犬もいない。寄せる波も、吹く風もない。どうしてこれほどまですべてが深く静まり返っているのだろうとミュウは不思議に思った。 ミュウは洗面所に行って、汗で濡れたすみれのパジャマと、汗を拭いたタオルと、彼女が嚙みしめていたタオルを、洗い物を入れる籠の中に放り込み、それから石鹼を使って顔......
単語の意味
息苦しい(いきぐるしい)
犬・狗(いぬ)
息苦しい・・・1.息をするのが苦しい。呼吸が苦しい。胸に圧迫感があって息が詰まるような感じである。
2.胸を圧迫されるような、重苦しい感じの雰囲気だ。緊張した空気が漂っていて、軽々しい言動などできそうもない雰囲気だ。
犬・狗・・・1.イヌ科の哺乳動物。大昔から人間に飼育されてきた家畜。従順で賢く、家やヒツジの番をしたり、犯人捜査や目や耳の不自由な人の導いたりもできる。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
ここに意味を表示
静けさ・静寂の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「音の響き」カテゴリからランダム5
ポコリポコリという鼓を打った。
夢野久作 / あやかしの鼓
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
音の響き の表現の一覧 
感覚表現 大カテゴリ
表現の大区分