山のように厚いノートはないものか、枕のようにでっかいノート。 頭のなかにたまっている、何もかも、きっちり挾 んで逃げないようにしておきたい。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:68% 作品を確認(青空文庫)
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......も美人にはみえない。光りの空、息苦しい光彩の波の中に、人はひしめきあっている。私もひしめきあっている。 なるほど、日本は黄金島! * (七月×日) 山のように厚いノートはないものか、枕のようにでっかいノート。 頭のなかにたまっている、何もかも、きっちり挾 んで逃げないようにしておきたい。 オカアサマ、私生児はへこたれませんよ。もうめんどうなことは考えないでいましょう。どんなに家柄がいいと云ったところで落ちぶれてどろどろになる貴族もいます。貴族と......
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私は日記なんて小学生の夏休み以来つけたことがない。しかし、ここ一か月だけはなぜかつけている。 気まぐれなものだ。ある日は何をしたかだけの簡単なものであり、ある日は暇で眠れないので、こんなに書く。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
どの頁も真っ黒だった。そう形容していいほどに細かい字でびっしりと行動予定が書き込まれている。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
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降雨の風景ばかりを撮った一冊がとくに気に入って、何度も繰り返し見入る。ページの間から雨のにおいが立ちのぼってくる。樹木やアスファルトを打つ雨滴のざわめきに包まれていると、そのまますうっと写真の街へ入り込んでいけそうな錯覚に襲われる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(足の)位置を動かすと白さをそのままな寒い感じがシーツから逼 って来る
有島武郎 / 或る女
小林多喜二 / 蟹工船
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