TOP > 人物表現 > 見る > 見る


カテゴリ検索 単語の意味
彼の眼は我々の頭を越して、青く 霞み出した野に放たれていた。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:15% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
見る
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ぞ」と私は附け加えたかったが、その言葉がこの時、いかにも弱いと私は感じた。 ふと見るとマラリア患者がいつか立ち上り、木につかまって、ふらふらと前後に揺れていた。彼の眼は我々の頭を越して、青く霞み出した野に放たれていた。その視線の方向を顧みたが、別に注意を惹くものはなかった。「どうした」と芋一本の兵士が声を掛けた。「ここらあたりの景色でも気に入ったのか」 兵士は声のする方を見よ......
単語の意味
霞(かすみ)
・・・1.遠くにある山などの前に、帯状の煙りのようなものが見える現象。春の朝などによくある、遠くをはっきり見えなくさせる雲のようなもの。
2.目に白いものがかかったようになって、ものがぼんやりと見えること。翳み(かすみ)。
ここに意味を表示
見るの表現・描写・類語(見るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
目で指した
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ見る指し示す
顔を上げて視線を前に向ける。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「見る」カテゴリからランダム5
おふくろは地蔵のようにいつまでも見送っていた。
浅田次郎 / ろくでなしのサンタ「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
見る の表現の一覧 
人物表現 大カテゴリ
表現の大区分