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(夕陽を見て)しばらくドアの所に立ち尽くしていたが、急に光の呪縛から解放されたようによろめいた。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 ページ位置:27% 作品を確認(amazon)
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我に返る・意識が戻る
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前後の文章を含んだ引用
......上で渦を巻いて菓子の上に飾られる薔薇の花のクリームを思わせた。そして、前に伸ばされた彼女の足は、物言いたげに動き、海からの夕陽に切れ目を入れていた。 ティエンはしばらくドアの所に立ち尽くしていたが、急に光の呪縛から解放されたようによろめいた。思わず手をかけた壁。それが心地良く暖まっていて彼をやさしく受け止める。 サユリの背中はほとんど動かなかった。背筋はまっすぐ伸び、彼女がじっと海を見ているのが解る......
単語の意味
暫く・姑く・須臾(しばらく)
暫く・姑く・須臾・・・1.長いと感じるほどではないが、すぐともいえないほどの時間。ちょっとの間。一時的。
2.ちょっと待った!
2.ちょっと待った!
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我に返る・意識が戻るの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼はちょっと夢から覚めたように感じた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
「どうしたの? 石になっちゃって」 ティエンは、マスターベーションの現場を発見された少年のような 初心 な表情で振り返った。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
突然君ははね返されたように正気に帰って後ろに飛びすざった。耳をつんざくような鋭い音響が君の神経をわななかしたからだ。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
部屋に戻ったとき、すみれは目を開けていた。そこにはまだ微かに不透明なヴェールがかかっているものの、意識の光は回復していた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
死体のように堅くしめている唇から、泡 を出していた。
小林多喜二 / 蟹工船
意識のすきまのひとつひとつに、白熊でも歩いてわたれそうなほどの厚い氷をはりめぐらし、全ての思考を凍結させる
村上 春樹 / 1973年のピンボール amazon
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